
「そろそろ結婚してもいい年齢だし、いい人と出会ってほしい」
「本人がなかなか動かないから、親としてできることをしてあげたい」
そう思う親心から「親の代理婚活」を始めたものの、善意のつもりが思わぬ我が子の反発を招き、我が子との関係がぎくしゃくしてしまった…というケースが、実は少なくありません。
なぜ、親が「良かれと思って」動いたことが、子どもの心を遠ざけてしまうのでしょうか。
この記事では、親子で起こりやすい感情のすれ違いの原因や、代理婚活をスムーズに進めるための心構え、コミュニケーションのコツなどを解説していきます。
そもそも「代理婚活」とは

代理婚活とは、結婚を希望する本人に代わって、親が婚活の一部を担う活動のことです。
多くの場合は、代理婚活を取り扱う結婚相談所に親が足を運び、入会手続きを行います。
そして、婚活カウンセラーと家庭背景や我が子の結婚観・希望条件などをすり合わせたうえで、お相手の親御さんとやりとりを重ね、ご縁をつなぐのが一般的な形式です。
このスタイルは、子どもが多忙で婚活に割く時間がない場合や、恋愛経験が少なく自分から動くのが苦手な場合にも有効で、特に近年では「親の愛情あるサポート」としても注目を集めています。
一方で、子ども本人の気持ちが置き去りにされてしまい、親の希望が強くなりすぎることで、意図せずして親子の間に溝が生じることもあります。
大切なのは、親が「代理」としてどこまで関わるべきか、その「線引き」を見誤らないことです。
親子間で起こりやすいすれ違いとは

代理婚活をする上で起こりやすい親子のすれ違いには次のようなケースがあります。
結婚に対する温度差
現代の親世代にとって「結婚」は人生の大きな節目であり、ある意味で「社会的な義務」に近い価値観を持つ方も少なくありません。
「良い人と結婚して家庭を持つのが幸せ」と教えられてきた世代です。
一方、子ども世代は、結婚そのものを「選択肢のひとつ」と捉えています。
「仕事や趣味を大事にしたい」「ひとりの生活が心地よい」「そもそも結婚願望がない」など、価値観が多様化している時代です。
この温度差を埋めないまま親だけが先に動いてしまうと、「また結婚結婚って…」と子どもにプレッシャーを与えてしまうことになります。
理想のお相手像のズレ
「安定した職業の人に」「年収はこれくらい欲しい」「家柄もしっかりした家庭で」
こうした親の理想は、親なりの愛情から生まれたものですが、子ども本人の気持ちとは必ずしも一致していない場合も多いです。
たとえば、子どもが重視しているのは「価値観が合う」「話しやすい」「一緒にいて安心できる」など、数字などの条件では測れない感覚的な要素かもしれません。
親の価値観で「こういう人なら間違いない」と強く勧めても、子どもが「なんだかピンとこない」と感じてしまえば、ご縁にはつながりません。
このようなすれ違いは、親子双方にフラストレーションを生み、関係が悪化する原因にもなりかねないのです。
主導権争いと誤解
親が「本人のため」と思って進めていた婚活も、子どもにとっては「自分の人生を勝手に決められた」と感じられることがあります。
「勝手に話を進められた」「相談もなく決められた」「気持ちがついていかないのに急かされた」
こうした思いが積み重なると、子どもは親の提案そのものを拒絶するようになってしまいます。
悪気があったわけではなくても、「自分の人生なのに、コントロールされている」と感じさせてしまえば、親子の信頼関係にヒビが入ってしまうのです。
親としての心構えとスタンスの整え方

代理婚活を進めるうえで、何よりも大切なのは「親のスタンス」です。
以下の3つの視点を意識することで、子どもとの関係性を損なわずにご縁を探すことができます。
子どもは「人生の主役」であることを忘れない
いくら親が先回りして準備を整えても、最終的に人生を歩むのはご本人です。
親はあくまでも「黒子」であり、裏方に徹することが大切です。
結婚は「親の願い」ではなく「本人の選択」
親としては我が子に「幸せになってほしい」と願うのは当然です。
しかし、その「幸せ」は親の基準ではなく、本人の価値観に基づくものであることを尊重しましょう。
「選択肢の一つ」として、そっと差し出す
「こんな方がいたよ。会ってみるかどうかは、あなた次第よ」
そのぐらいの「余白」がある言い方が、子どもには伝わりやすいものです。
「これが最後のチャンスかも」「こんな好条件の人、もう出会えないよ」などの言葉は、逆効果になることもあります。
すれ違いを避けるための3つのコミュニケーション術

親子間の感情の行き違いを防ぐには、日常のコミュニケーションの中で小さな配慮がとても大切です。
以下の3つのポイントを意識するだけで、親子の距離感はぐっと変わります。
まずは言い分を聞き、伝える前に受け止める
親はつい「こうしたらいい」とアドバイスしたくなりますが、まずは子どもの考えを聞くことから始めましょう。
「結婚についてどう思ってる?」「今、恋愛に興味ある?」とさりげなく尋ねるだけで、子どもは安心して本音を話しやすくなります。
タイミングを見極める
子どもが忙しい時や精神的に疲れている時に婚活の話を持ち出すと、どんな提案も押しつけに聞こえてしまうものです。
会話の雰囲気を見て、子どもに余裕がある時に切り出すことがポイントです。
「断ってもいいよ」の安心感を添える
「紹介した人が気に入らなかったら断ってもいいからね」と一言添えるだけで、子どもは「自分に選ぶ自由がある」と感じ、心を開きやすくなります。
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今回の記事はいかがだったでしょうか。
代理婚活は、親の「愛情」が原点です。
しかし、その愛情が強くなりすぎて、子どもとの間に壁を作ってしまっては本末転倒です。
親として大切なのは、子どもが自分の意思で「結婚」を選べるように、そっと背中を押すことです。
親の代理婚活を無理に押しつけるのではなく、「こんな道もあるよ」と選択肢を提示する。
そして、子どもを信じ、待ち、必要なときに支える。
それが、親としての最も温かいサポートと言えるのではないでしょうか。
ハッピーブライダルでは、そんな親御さまの思いに寄り添いながら、親子双方にとって納得できるご縁を、丁寧につないでまいります。
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